舞妓さん・芸妓さん

都をどりの髪型(中島田)

こんにちは。4月のおはなしは、都をどりの中島田です。

本日、千秋楽です。

この髪型は祇園甲部だけ。総をどりで、揃いの衣装でこの揃いの髪型はとても華やかで素敵です。この時は、芸妓さんも結われるんですよ。(他の花街は舞妓さんだけが結われていて、芸妓さんはかつらです)

昔のポストカードを見ても、同じ雰囲気。伝統が受け継がれています。

ブルーの衣装が目を引きますね。展示とかでみる黄緑の衣装は、昔期間が1か月半ほどあり、着替え用だったと、元舞妓さんに教えてもらいました。

この髪型の特徴は、いたずらをつける所と、髷の胴にも飾りがつくので、二段に見えて華やかなとこでしょうか。いたずらというのは、前髪の両端にたれてみえる毛束。糸で毛をしばって作っています。飾りも普段より多い(重い)ので、結う方もしっかり結わないとダメという事です。

この期間は何人もの方を担当しなければならないので、当店の先生も大忙し!

終わったと思ったら、次は先斗町の鴨川をどり。こちらは、お茶の方だけの結いになります。

ちなみに都をどりと平行していた宮川町の京おどりは洋髪だったので、結いはありませんでした。

次回5月の京風日本髪のおはなしは、未定です。髪型のおはなしが続いたので、たまには私が作っている結髪部品の製作現場とか・・・? お楽しみに!

関連記事

PAGE TOP