こんにちは。7月京都は日本三代祭りの一つ、祇園祭があります。
17日の山鉾巡行は有名ですが、本来祭りは1ヶ月間続くのです。
1日から31日まで行事がびっしり!
その中でのメインイベントは、前祭と後祭。
それぞれ巡行があり、特に前祭の宵山はとても賑やかです。
この祇園祭メインの2週間だけ(7月10日位〜24日位)結う髪型が舞妓さんにはあります。
「勝山」という、お姫様のような(吹輪に似ている)とっても可愛く華やかなものになります。(一般に言われる日本髪の勝山とはイメージ違います)
簪も毎年デザインが変わりますが、いつもとっても涼しげなデザイン・色をしています。
団扇や露芝や撫子やトンボが、透けてたり銀だったり。
通常より少し大振りで髪型にも負けないものです。
髷の輪の中には、梵天と言われる簪をつけますが、これは勝山の時しか使いません。
手絡も絽の布で銀の箔押しもしてあり、とても涼しげです。
玉簪も青玉。6月から9月の間だけの翡翠をつけられます。
もともとこの勝山は、普段おふくを結っている年長舞妓さんだけが出来る髪型ですが、
その中でも、よく見ると段階がわかります。
赤はおふくになりたてでしょうか。そしてピンクになり、水色になり・・・
これはおこぼや衣装も同じで、お姉さんになるほど、赤からだんだんシックな薄い色目に変わります。
他にも、段階がわかるものがあります。
中央にある簪。これも勝山と言います。(ややこしいですが)
これは段数で変わります。年少ほど段数少なく3段なんですが、お姉さんになると5段や7段など、一つがこまかく小さくなって、幅も細くなって、段数が増えます。
芸・舞妓さんは、普段からげの時は、浴衣でも足袋を履いてお草履です。そして名古屋帯でお太鼓されてます。
襦袢を着る夏着物は暑いけど、浴衣で半幅帯では子供っぽいと思われる方には、オススメの装いですよ。芸・舞妓さんをお手本にしてみてはいかがでしょう。
では、画像はまだ日がきていないので、昨年の花傘巡行の様子の画像を入れておきます。
今年のが撮れたら差し替えますね。← 今年は残念ながら中止になり、残念ですね!
おふくのお姉さんは勝山、割れしのぶさんはそのままの様子がわかりますよ。
では、次回をお楽しみに〜!
8月の薄(すすき)の簪の年長さんと年少さんの見分け方プチ情報を書いて見たいと思います。
追加
当店が担当している舞妓さんの勝山!