舞妓さん・芸妓さん

節分のお化けと変わり髷(まげ)

こんにちは。2月のおはなしは「節分とお化け」です。

立春の前日が節分ですが、この年の変わりめに普段と違う装いをして鬼をやりすごします。これが厄除けになります。豆まきと同じですね。京都では、江戸時代からされていたようですが、今では花街など一部に残っているだけです。でも、最近のハロウィンの仮装ブームで?、少し注目されてはいますね。

芸妓さんは、いろいろな仮装をされますが、舞妓さんは髪型や簪が変わるくらいで、衣装も黒い衿がつくとかで、パッと見ただけではわかりにくいかもしれません。でも、よく見ると髪型も少しずつ違うんです。節分ほど、いろいろな変わり髷をみることはないくらい。さまざまな髪型が結われます。

割れしのぶさんは、「割れしのぶ」に橋をかけた「お染」。当店に来られている舞妓さんも最初はこれを結われました。おふくさんになると、いろいろ出来るんですが、最近は割れしのぶさんなのに別の変わり髷をされてるのを見かけます。

よく見るのは、おしどり雄・おしどり雌・お俊・結綿・長船。あとは、菊重ね・ふくら雀・水車・江戸先笄もあるようです。

おしどりの雄は本当に豪華!自然界と一緒で、雄の方が華やかなんですね。おしどりは、舞妓さんの衣装の図柄にも使われていたりしますよ。

最近はSNSで、節分の様子がたくさんアップされているので、京都にいなくても雰囲気楽しめますね。ここ祇園町では、節分になると道行く舞妓さんが、からげ(普段着)に変わり髷をされて歩かれてるので、ちょっとレアな風景を楽しんでます。

では、3月もお楽しみに!!

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